衆議院選挙と政治の再編

「ちゃんと」向き合うって、どういうこと?

― 社民ゼロ、自民328議席。その意味を“構造”と“覚悟”で解剖する ―

🟡 なぜ、この記事を書いたのか?

「社民党、議席ゼロ」 この見出しを見た瞬間、私はスマホを置いた。

「え、そんなことあるの?」 「…でも、別に困らないかも」 「いや、待てよ」

その“待てよ”が、この記事の出発点です。

私は政治の専門家じゃありません。 でも、暮らしの中で「なんか変だな」と思うことはある。 その“変だな”の正体を、見つめたくて書いています。

そして今、私はこう思っています。

この選挙結果は、制度的に見て「危機」だ。 でも、私たちが「問い直す」チャンスでもある。

🟠 328議席が意味する「制度の重み」

  • 自由民主党:295 → 328(+33)
  • 中道改革連合:112 → 41(−71)
  • 社会民主党:1 → 0(−1)

衆議院の総議席数は465。 憲法改正の発議に必要な「3分の2」は310。 自民党は単独でこれを超えました。

  • 委員長ポストの独占(※慣例上、与党が多数を占める)
  • 法案可決に必要な「絶対安定多数(261)」も大幅に上回る
  • 野党の修正要求や審議拒否が、制度的に通りにくくなる

つまり、制度上は「与党に対する歯止め」が著しく弱まった状態です。

もちろん、参議院や世論、党内の異論がブレーキになる可能性はあります。 ですが、制度的には「一強の動きを止めにくい構造」が整った。 たとえば、改憲原案の提出や、予算案の単独通過が現実味を帯びてきます。

これは、私たちが「選んだ結果」です。

🟠 この結果を生んだ「因果の鎖」

① 投票率:56.2%(前回比−3.1pt)

有権者の約半分が「投票しなかった」。 つまり、「選ばなかった人たち」が最大勢力だった。

なぜ下がったのか?

  • 野党の選択肢が弱く、争点が見えにくかった
  • 政治不信が固定化し、「どうせ変わらない」という諦めが広がった
  • 組織票が強く、浮動票が「自分の一票では変わらない」と感じた

この結果――

  • 高齢層の投票率が相対的に高まり
  • 社会保障維持型の政策が優位に立ち
  • 現状維持バイアスが強化された

ただし、「高齢層=保守」という単純化は危険です。 世代内部にも分断はあります。 “声を上げる人”と“沈黙する人”の差が、結果を左右しました。

加えて、20〜30代の投票率は依然として低い。 これは「世代間の対立」ではなく、「参加の格差」です。

② SNSの影響

政治系コンテンツは増えました。 しかし、情報の偏りや“バズり優先”の傾向が強く、 「知ってる気になる」けど「考えていない」状態が蔓延しています。

③ 経済状況

実質賃金の低下、物価上昇、将来不安。 この不安が「変化」より「安定」を求める心理を強め、 結果として保守的な選択が支持されました。

🟠 「声が消えた」だけじゃない。「なぜ消えたか」も考えたい

社民党が議席ゼロになった。 これは、確かに“象徴的”な出来事です。

だが、感傷だけでは済ませられません。

  • 2025年都議選では候補者擁立すらできず、組織力の衰退が露呈
  • SNSでの発信は少なく、若年層との接点が希薄
  • 争点設定が弱く、他党との差別化ができなかった

つまり、有権者が「選ばなかった」結果でもあります。

「声が消えた」と嘆く前に、 「なぜ届かなかったのか」を考える必要があります。

🟠 政治は「設計図」だ。じゃあ、どんな設計が進むのか?

政治は「暮らしの設計図」です。 では、今回の選挙で選ばれた“設計者”たちは、どんな未来を描こうとしているのか?

経済:成長重視(例:法人税減税の議論が再燃)

→ 恩恵を受けるのは大企業や資産保有層。非正規雇用や地方の中小企業には波及しにくい。

安全保障:防衛費増額(改憲草案の再提出が視野に)

→ 財源は?社会保障とのトレードオフが現実化する可能性。

社会保障:高齢者重視(教育・子育て予算の伸び悩み)

→ 子育て世代の負担増。将来世代の不信感を加速させる恐れ。

家族観:伝統的な価値観の強調(法案審議の棚上げ)

→ 制度にアクセスできない人々の「生きづらさ」が固定化される。

設計図は、誰かの暮らしを優先し、誰かの暮らしを後回しにする。 その線引きに、私たちは「無関係」ではいられません。

🟠 あなたは、どうだった?

今回の選挙、投票に行きましたか?

「行った」人、ありがとう。 「行かなかった」人、それも正直な選択だと思います。

でも、もし「行かなかった理由」があるなら、 それを言葉にしてみてください。

🟠 私の「ちゃんと」は、迷いから始まった

私は今回、投票に行きました。 でも、正直に言うと、迷っていました。

どの政党も、どの候補者も、決め手に欠けた。 でも、こう考えたんです。

「誰かに決められるのは、もっと嫌だ」

だから、私はこうしました。

  • 各政党のマニフェストを読み比べた
  • 「自分の暮らしに関係ある政策」に線を引いた
  • その中で「一番マシ」だと思える候補に投票した

完璧な選択じゃない。 でも、「無関心」ではいなかった。 それが、私の「ちゃんと」でした。

🔴 無関心は、静かな同意だ

私は、今回の選挙結果に「危機感」を持っています。 一強状態は、制度的に見れば“効率的”かもしれません。 でも、民主主義にとっては“健全さ”を失うリスクもある。

だからこそ、私はこう思います。

「向き合う」とは、 “誰かを信じる”ことじゃなくて、 “自分の暮らしを手放さない”ことだ。

次の選挙、どうしますか?

「また行かない」でもいい。 でも、「なぜ行かないのか」を、考えてみてください。

 

🔵 まとめ|問い続けることが、私たちの「責任」

今回の選挙で、政治の風景は大きく変わった。
でも、それは「終わり」じゃない。むしろ、始まりだ。

考えないことも、選択だ。
その責任は、私たちに返ってくる。

あなたの「問い」は、どこから始まりますか?

声にしてほしい。
そして、この記事が「誰かの気づき」になると思ったら、シェアしてほしい。

また一緒に考えよう。
優しさの奥に、少しの痛みを込めて。
それが、私たちの「ちゃんと」だと思うから。

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