― 続けられない人が、主導権を取り戻すまで ―
「またやめた」 筋トレ、英語、朝活、日記… やる気はあるのに、3日で終わる。 「自分は意志が弱いんだ」と、何度も自分を責めた。
ある夜、スマホにこう打ち込んだ。 「今日は雨。気分はどんより。」
──たった1行。それが、すべてを変えた。
最初は「眠い」「カレー食べた」だけだった。 ある日、こう書いた。 「上司に言い返せなかった。悔しい。」
……その夜は、ぐっすり眠れた。
続いた理由は、才能じゃない。設計だ。 「1行でも書いたら、それでOK」 完璧を目指さない。忘れても、また戻ればいい。 続けるとは、頑張ることじゃない。戻れる場所を残すことだ。
「また断れなかった」 頼まれごと、飲み会、LINEの返信… 本当は疲れていたのに、笑って「いいよ」と言っていた。 「嫌われたくない」が口ぐせになっていた。
“いい人”って、誰のためにやってるんだ?
断っても、人間関係は壊れなかった。 むしろ、ちゃんと距離ができた。 その距離が、私を守ってくれた。
“いい人”は、優しさじゃない。自己防衛だ。 誰にも頼まれていない我慢だった。
無理なときは、無理と言う。 それだけで、呼吸が深くなった。
「また見てた」 LINE、X、ニュース、天気、天気、天気… 通知が鳴るたび、反射でスマホを開いて、気づけば30分。 本当は、本を読みたかった。
通知を全部切った。 頭の中のノイズも、一緒に消えた。
1日経っても困らなかった。 2日目、スマホを手に取る回数が半分になった。 3日目、朝の時間に余白ができた。 コーヒーを淹れて、窓の外をぼーっと眺めた。 その時間が、今まで誰かに奪われていたと気づいた。
通知は情報じゃない。反射のトリガーだ。 考える前に、動かされる仕組みだった。
自分から見に行く。呼ばれても、すぐには行かない。 それだけで、時間の主導権が戻ってきた。
続かなかったのは、意志のせいじゃない 断れなかったのは、優しさのせいじゃない 集中できなかったのは、奪われていただけだ
全部、設計の問題だった
変われない人はいない 戻れない設計をしているだけだ
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